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今回リフォームさせて頂いている岐阜市の現場は築35年になる
お家です。できるだけ予算をかけたくないとのご要望でしたので、
材料や工法にも考慮し、施主様に負担の少ないようリフォームが
進められています。
今回は畳室からフローリング室への変更、キッチンフローリングの
張り替えが主な仕事内容です。
畳敷きのお部屋の畳を取り払った状態です。畳の下に敷かれていた新聞紙は昭和
50年と書かれていました。昔ながらの芯材が藁で造られた畳です。
35年間の月日と共に劣化はしてはいるものの、職人の手によって造られた畳は
やっぱり丈夫です。一礼。
畳の厚さは、通常50〜60ミリあり、畳の置かれていた場所に15ミリのフローリングを張ってしまうと段差ができてしまうので、計算され、底上げの木材が置かれます。
壁も気になる所ですが、丁寧な左官職人に塗られた塗り壁はフローリングにはミスマッチなものの、劣化も少なくまだまだもったいないとの事です。
使い捨ての時代に流されぬよう、何十年も持ち耐えられる本物を造り上げたい
とさらに強く思います。